7月27日(hawaii time)
モロカイレース当日は4時30分に起床し急いで朝食をとる
マウイからモロカイに入る時から行動を共にしている幸介は
餅ぜんざい+うどんををパクリ
夜明け前の暗い道をヒロさんの運転でカルアコイへ向かうが
すでに風は吹いているのでコンデションは良さそうだ
各選手は必要の無い荷物をSUPに載せたり
泳いで自分のエスコートボートまで運ぶ
心配していた幸介とおいらのボードも何とか間に合った
6時30分からハワイアンチャントのお祈り
気分はいよいよレースモードに
SUPは8時のスタート
アウト(北)側のブイ付近は混み合ってるので
おいらは空いているインサイドにスタンバイ
近くにカラマ、コナー、カイ、そして直ぐ前にトモが並ぶ
53kmの長丁場のレースでもスタートは大切なのだ
スタートしてしばらくするとエスコートボートに乗ったヒロさんが
手を振りながら直に見つけてくれて近付いてくる
東よりの風なのでコースはオアフまでほぼストレートに近いが
時々北東風に振れる
集団の中に居るとエスコートボートの引き波や
選手が近く、気になるので少し北側にコースを取り
クリーンな風とうねりでボードはいい感じでグライドしてくれる。
去年は完漕が目標だったが
今年は出来れば表彰台が目標なので
序盤からハイピッチで漕ぎいけるとこまで行く作戦
中盤までは順調
うねりに不規則なバンプがあり時々ラダーが全く効かなく
時々ボードがコントロールできなくなる
このときは漕ぎ力の無さを痛感する
(ヒロさんが撮ってくれた写真を見るとラダーが出ている)
3時間ほど漕いでオアフの山並がはっきりと見え始めるころ
足首と脇の筋肉が痙攣しだし
今まで経験したことが無く先のことを考えると不安がよぎる
そして暑さと疲労でこの時間帯は頭は真っ白
多くの時間と経費、色々な人達の助けを受けて出場し
こんな苦しいことをやってる俺はなんて馬鹿なんだ
好きな波乗りだけやっていれば十分楽しいのに!
体は辛く、まだゴールまで先は長く最後まで体が持つのか?
前半は完全にオーバーペースで
このままリタイヤもありかなとゆう思いが頭をよぎる。
時々踏ん張りが利かずボードから落水して水中に投げ出されると
頭から全身が冷やされて皮肉にも心地よくて体力が少し回復する
皆が応援してくれたり、病気と闘っている友のことを考えると
この苦しさは、まだたいしたことでは無いぜ!
ともかく給水をこまめに捕り、栄養ゼルを取り入れる
ペースを落としても、ともかくゴールする事だけでも!
ココヘッドが近くなると風は徐々に弱くなり
潮流は逆の流れに加えて岩壁に当たったバックウオッシュで
海面は不規則なチョッピーな波で洗濯機状態
地元3人リレーチームとしばらく併走
(表彰式で彼は覚えていてくれてあんたは俺のヒーローだよと声をかけてくれ
歳を聞いて驚いていた・・笑)
この時間帯
なぜかチャイナウオールの岩肌と海の色に感激するほど
楽しく漕げた
ハワイカイに入るとゴールまであと少し
覚悟していたアゲインストの強風は弱くほぼ横から
パドルの選手も声をかけてくれる
エスコートボートのキャプテン・・アダムとクルー
目標の5時間台は出せなかったがなんとかゴール
丁度ウッチーがマウイから飛んできてくれて迎えてくれた
去年もきつかったが今年はそれ以上に苦しいレースだったけど
諦めないで良かった瞬間
夕方からカナカカイカヌークラブでビュッフェディナー&表彰式
結果はクラス3位
今回はレースを意識していたので表彰台は嬉しかった。
トモはトップ選手と戦って総合15位クラス3位
永松君は北よりのコースに賭けてクラス1位
モロカイ常連の荒木君は総合16位
幸介も初出場で完漕
日本チームは全員頑張った、お疲れさま。
今回は色々な人達の応援があって出場できた大会でした
本当に皆さんに感謝です。
グラシアス
7月27日(Hawaii time)
モロカイ島のホテルサイドは静かな夜明け
プールサイドで軽い朝食
午後からスタート地点のカルアコイビーチへ向かい
レジストレーションとボートの受け取りの予定
各選手は受け取ったゼッケンをボードに張ったり準備に追われる
選手をエスコートするボートも徐々に集結
日本からはトモ、永松君、幸介、荒木君とおいらの5人が出場
カルアコイビーチは以前はゴルフ場併設のリゾートだったようだが
現在ゴルフ場は閉鎖されて原野に
リゾートは個人所有のコテージのみで
多くの選手はここにステイしている。
予定していたボードはキャプテンの手違いで受け取ることが出来ず
明日の早朝に受け取ることに
ホテルのキッチンでパスタを作り早めに就寝
つづく